ごみ収集業務専用
国産エッジAI「E20」
クラウドに依存せず、端末側で推論する国産エッジAI。
スマートグラスで、ごみ収集量をその場で可視化します。
2026年NEW環境展にて「E20」を初公開
2026年5月20日〜22日、東京ビッグサイトで開催された「2026年NEW環境展」のブースにて、スマートグラス型ごみ収集量可視化システムを公開しました。従来の「スマートグラス×AI連携」の枠を超え、新たに自社独自開発した国産エッジAI「E20」を初公開。会場では実際にスマートグラスを装着し、その場でごみ量を認識・可視化するデモ体験を実施しました。
現場で発生した情報を、その場で可視化する
3日間で自治体の環境部局関係者、廃棄物処理業者、DX推進を検討する民間企業など、多くの方にお立ち寄りいただきました。具体的な導入検討のご相談も多数いただき、ごみ収集現場における可視化とDXへの関心の高さを改めて実感する機会となりました。
E20 の3つの特徴
エッジAI(オフライン動作)
クラウドではなく端末側で直接AI推論。インターネット接続に依存せず、オフライン環境でも高速に動作します。
日本の収集現場専用に学習
世界共通データではなく、日本特有の分別ルール・ステーション方式・袋文化に合わせて独自学習した日本特化型AIです。
最大0.5〜1秒の低レイテンシ
収集作業を止めずに、現場で自然に使える速度でごみ量を解析・判定。リアルタイム運用を実現します。
HOW IT WORKS
見るだけで、その日のうちに可視化
スマートグラスで見たごみを、端末側のエッジAIが最大0.5〜1秒以内で解析・判定。収集したデータは即座にバックエンドへ送信され、地図上のヒートマップとしてリアルタイム表示されます。「今この瞬間、どこでごみ搬出量が増えているのか」をその日のうちに把握できます。
スマートグラスで見る
- 装着して見るだけ
- 作業を止めない
E20が端末側で解析
- 最大0.5〜1秒で判定
- オフラインでも動作
バックエンドへ送信
- 解析結果を即時連携
- 位置情報とともに記録
ヒートマップ表示
- 地図上にリアルタイム
- その日のうちに把握
背景:ごみ収集現場では「発生源の可視化」が困難だった
従来のごみ量調査は、処分場へ搬入された総重量や車両の走行履歴をもとに分析されていました。この方式では「排出地点ベース」の詳細分析が難しく、継続的な調査には人的コストも必要でした。
発生源が見えない
どのごみステーションから排出量が増減しているのかが分からない。
傾向分析が難しい
地域ごと・時間帯・曜日による排出傾向の変化が把握しづらい。
クラウドAIは速度が課題
作業を止めない速度が必要な現場で、通信遅延がストレス・導入障壁に。
日本最適化に限界
世界共通の平準化データでは、日本特有の分別・収集環境に最適化しづらい。
日本の収集現場専用AI「E20」
こうした課題を解決するため、AI推論方式そのものから見直し、ごみ収集業務専用AI「E20」を開発。海外と日本では収集方式や排出文化が大きく異なるため、日本の収集現場を前提に独自学習を継続しています。
日本特有の収集形態に適応
- ごみ袋の形状・集積状態
- ステーション収集方式・袋文化
- 地域ごとの分別ルール・曜日管理
現場の視点で学習
- 排出方法の違い・排出傾向
- 収集員の視点
- 実際の作業速度
地域実装型AI
- 世界共通データに頼らない
- 人が現場で育てていくAI
- 地域ごとの運用・排出文化へ適応
AIの具体的な学習方法
収集現場や集積所の写真を撮影し、AIに「ごみ袋が何個あるか」を推論させ、その結果を人間が「適切・適切でない」と評価して繰り返し修正(正誤判定)する手法をとっています。
正誤判定を積み重ねて精度を高める
重なり合って一部しか見えていない「隠れているごみ袋」についても、その奥にある実際の体積・数量を予測できるよう、実データの評価を積み重ねて学習させています。現在は、ごみ袋の数量や大きさから推測される収集量解析に特化し、継続的に学習を進めています。

将来はごみの「種類」まで判別へ
将来的には、単なる数量のカウントにとどまらず、ごみ袋の外観や形状のパターンから「どのような種類のごみ(可燃・不燃・資源物など)が含まれているか」までを自動で判別・推定できるシステムの実現を目指しています。

可視化によって変わる、ごみ収集の未来
これまで困難だった「発生源ベース」の分析が可能になることで、収集業務の最適化から地域の見守りまで、幅広い活用が期待されています。
収集業務の最適化
- ごみステーション単位での排出量分析
- 排出量変化の継続監視
- 回収ルートの最適化
地域課題への対応
- 地域ごとの需要調査
- 人手不足対策
- 高齢化地域への対応
見守りインフラへ
- 戸別収集との連携
- 独居高齢者の生活変化への気づき
- 自治体・介護・地域見守りとの連携
数量把握から、排出内容の傾向分析へ
今後は、缶・びん・ペットボトル・可燃/不燃の分類傾向・容積率の推定など、より詳細な認識や分析にも対応していく予定です。これにより、単なる数量把握だけではなく、排出内容そのものの傾向分析へ発展する可能性があります。現場で本当に使えるAIとして、リアルタイムなごみ量可視化を実現し、持続可能な収集業務と地域運営への貢献を目指します。
製品・発表概要
| 製品名 | ごみ収集業務専用 国産エッジAI「E20」/スマートグラス型ごみ収集量可視化システム |
|---|---|
| 初公開 | 2026年NEW環境展(2026年5月20日〜22日/東京ビッグサイト) |
| 企画 | 滋賀新聞GovTechイノベーションズ株式会社 |
| 開発 | 有限会社アナログエンジン |
| 代表 | ともに代表 神野 晋一 |
| 事業内容 | 廃棄物収集管理システム「GoMe53」の開発・運用、業務用アプリ開発 |
| 所在地 |
【東京】〒108-0074 東京都港区高輪4-11-23 AUBE TAKANAWA 402 【滋賀】〒524-0032 滋賀県守山市岡町104-1 【大阪】〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目11-4 大阪駅前第4ビル1階10号 |
| お問い合わせ | TEL:077-514-0220/Email:contact@shigashinbun.jp |
用語の定義および補足
- 「E20」:弊社独自開発のAIの名称です。
- エッジAI:クラウドサーバーではなく、端末側(エッジ)で直接AI推論を行う、日本国内で開発された技術を指します。
- 本システムについて:AIによる推定・解析を活用した支援システムです。
- 表記について:「独自開発AI」「国産エッジAI」という表現を使用しています。「完全自動」「世界初」「AIによる完全判定」といった断定的な表現は使用しておりません。